何も無い退屈

マザーウォーター (http://www.motherwater-movie.com/)

シネスイッチ銀座にて鑑賞。
ストーリー云々は公式サイトを見てもらうとして…って、殆どストーリーなんて無いけど。
というか、徹底して何も無い映画だ(笑)。
個人的には、パラダイス・カフェ制作の映画、特に荻上監督の作品に対しては結構好意的に観てたのだけど*1、何と言うか「心地よい退屈」と「ただの退屈」の違いみたいな物を感じてしまった。
いったい何が違うんだろうと考えたのだけど、ストーリーに何も無いという事よりも「間」の違いなのかもしれない。
ストーリーが無くても「めがね」みたいな映画は結構好みだし楽しめた。それとこの映画の一番の違いといったらやっぱり「間」なのだと思う。
元々映画の尺に満たないモノを無理して映画サイズに伸ばした感じで、全体的に間延びした感じになって、それが心地よさから遠ざかる印象に繋がっている感じ。
以前、同じスタッフで「2クール」というテレビシリーズをやっていたのだけど、それに合わせて30分のテレビ番組として放送したら、結構楽しめたのかもしれない。内容的にその程度で済む感じ。
とゆーわけなので、全体的に残念な感じでした。とは言え、私の席の3つ程横で観てた女性は寝息を立てて熟睡していたので、そーゆー目的で観る映画としてはオススメ(笑)。


1話30分くらいが良いのですよ。


*1:一部で酷評が有るのも知ってますが(苦笑)。ま、好きなんで。