まほろ市の二人

まほろ駅前多田便利軒 (http://mahoro.asmik-ace.co.jp/)

シネ・リーブル池袋にて鑑賞。
例によって原作は読んでいない。*1
で、全く期待してなかったのだけど、思いの外面白かった。
ただ、派手だったり起伏の多いストーリーを期待すると、ちょっと違う感じ。
むしろ、主人公二人の会話やかけあいを軸にして街の雰囲気やら人の生き方やらを楽しむ感じ。というか、この二人の掛け合いが面白いんだけど、ちょっと説明し辛い。まあ人によっては退屈に感じるかもしれないんだろうけど。
でもって、この映画、要所要所で微妙に見ている人の期待から意図的にズラしてるような感じがするんだな。人の振舞だったり、次の展開だったり、誰が現れるかだったり、そんな辺りが徹底して期待と少しだけズレる感じに仕上げてる。これを判り辛いと観るか面白いと観るかは意見が分れそう。個人的には非常に面白く観ましたが。
あとは、瑛太松田龍平のコンビと言うと「ある映画」を思い出すのだけど、その「ある映画」の方の決定的なネタバレ部分だったりすると思うので、細かく言うまい。


ともかく、ちょっと期待しないで観て見ると良いと思います。オススメ。*2


余談:
この映画、監督が大森立嗣で麿赤兒大森南朋が出てるんだな。ちょっとした麿赤兒ファミリー映画?(笑)

*1:おっと、直木賞獲ってるんだな。

*2:期待しないでオススメも無いもんだが(笑)。