大友戦記

アウトレイジ 最終章 (http://outrage-movie.jp/)

MOVIX亀有にて鑑賞。
で、


なんか、「ソナチネ」っぽいな。(苦笑)


いや、面白かったけどね。ただ、やっぱり導入部や主人公の大友の達観というか諦観というか、死に場所を探すような振る舞いがそう感じさせた。
しかし、ストーリーそのものは大友の居ない所で進展していくので、そこはそれアウトレイジらしく「ヤクザコント」といった感じになってる。
特に、最初の方のピエール瀧扮する花田の狼藉が韓国と日本のヤクザの間でどんどん(いろんな意味で)大きな問題になっていく過程は、まあイイ感じのコントだ(笑)。
でもって、その問題とは別に前作で関東をほぼ手中に収めた筈の花菱会内のゴタゴタがからんでくる。この辺は今現在進行中の実際のヤクザの話かと思うくらいリアル、というかある意味普遍性の有るアレなんだな。(苦笑)
でもって、例によってここから前作と同じようにアレがアレしてアレになるアレな展開。もうこの辺はお約束という感じ。


で、ラストはまあ北野映画の定番的な終局を迎える。ネタバレっぽいが、まあこの監督の場合は「ヤクザの話はこうしないと終わらない」という感じなんだろうと思う。ある意味監督のヤクザを描く上での矜持なのかもしれない。


ともあれ、前2作を観た人にはオススメ。で、観てない人は前2作を観てから観に行け。(笑)