とはは千早の本名だった(違)

ちはやふる 上の句 (http://chihayafuru-movie.com/index1.html)

遅まきながら、ヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞。
で、


なるほど、確かに面白い。


今をときめく(?)広瀬すず主演のアイドル映画っぽいモノを期待していると、いい意味でそれは裏切られる。てか、今後ある種の青春映画の基準になるかもしれない佳作だと思う。
まず、競技かるたという比較的マイナーなスポーツ(※あれはスポーツだ)を取り上げてるのだけど、初っ端から競技の激しさをちゃんと表現していたり、終盤での勝負が決まる理由をちゃんと表現していたり、と割とちゃんと理論的に考えて作ってる感じが、とても好感が持てる。
正直、終盤ちょっと前の展開で、このままだとただの根性論と言うか「頑張ったから」みたいなナメた理由になりそうな予感があったんだけど、まあそれは裏切られて良かった。てか、すんでの所でルーキーズにならないように踏みとどまってるのかもしれないけど。(謎)
で、ストーリー的にも、ちゃんと競技かるたと主人公たちの思いがちゃんとリンクしてたりして、ちょっとあざとい展開も割とすんなり受け容れられるようになってるのが良かった。


てか、それよりなにより試合のシーンのドライブ感が気持ち良かった。映画版の「ピンポン」の終盤の試合シーンを思い起こさせるような感覚があって良かった。


ともあれ、「百人一首なんか知らんよ」とか「千早ぶるって落語?」とか言うレベルの知識でも、ちゃんと楽しめるようになってるので、割と万人に受け入れられると思う。後編を楽しんで観る為にもオススメ。