なぜポテチだったか?

ポテチ (http://potechi-movie.jp/)

新宿ピカデリーにて鑑賞。
アヒルと鴨のコインロッカー、フィッシュストーリー、ゴールデンスランバーに続く、伊坂幸太郎中村義洋コンビの新作。さらにそれら全てに出演している濱田岳が主演。
という訳なので、事前から少々期待値高めで望んだが…、


ちゃんと面白かった。(笑)


上映時間68分というのは最近には珍しい中編という感じだけど、ちゃんと伊坂テイストっぽく謎をちりばめて最後に爽やかに終わる。良さげな短編小説そのもので、後味もとても良い。
序盤からちゃんと各登場人物がどういう人かを印象づけるシーンを盛り込んでて、短い時間で簡単にストーリーに入り込める作りも好感が持てる。さらに、ちょっととぼけたシーンも最後になるとちゃんと意味があったのが判るように出来ている。素晴らしい。
さらに、なぜタイトルが「ポテチ」なのかは終盤にちゃんと判る。良く出来ている。


しかしまあ、濱田岳という役者はまだ若いのに既に唯一無二の性格俳優になってて、この人が演じる人は、もう濱田岳以外のキャストが考えられない感じになってるね。代わりの効くイケメン俳優なんて山ほど居るけど、たぶん濱田岳の代わりは居ない。いや面白い俳優さんである。


そんな訳で、これは皆観ると良いです。時間も短くて割引なしでも1300円で観られるので、観ない理由なんて無いでしょう。絶賛大オススメ中。