ワンシーン映画

アサルトガールズ (http://assault-girls.nifty.com/)

勝手知ったるテアトル新宿にて鑑賞。
驚いた。
正直、これは映画として成立してないかもしれない(笑)。
ぶっちゃけ、ストーリーらしいストーリーは、ほぼ無い。
敢えて言うなら、
「アヴァロンと同じシステムのゲーム内で女3人と男1人が巨大なスナクジラという生き物と戦いました。終わり」
そんだけ。
登場人物は前述の4人以外、無し。さらにアヴァロンの時のようにゲーム外の世界は一切描かれない。かろうじて、黒木メイサ演じるグレイと、佐伯日菜子演じるカーネルのバックグラウンドが示唆されるが、それだけ。菊地凛子演じるルシファに至たってはセリフすら無い(笑)。


これは一本の映画として完成させるという事を放棄して、長大な映画のワンシーンを拡大して一時間ちょっとの「映画」という事にして公開した感じ。だから、登場人物もよく判らなければ、スナクジラという生物もよく判らない、さらにゲームのシステムもルールもよく判らない。*1
繰り返しになるけど、ただひたすら、4人がスナクジラと戦うだけ。うーむ。


という訳なのでさほど語る事も無いのだけど、数少ない見どころを書くと、主演の黒木メイサのスタイルがまるでアメリカ製のアクション・フィギュアみたいに凄い。で、スタイルだけじゃなくてあの顔なのでさらにフィギュアっぽい(苦笑)。菊地凛子佐伯日菜子も合わせて、押井監督のテーマだった(らしい)「女性を綺麗に撮る」というのはそこそこ成功している*2
それと唯一の男性であるところの藤木義勝演じるイェーガーは…えーと、どう見ても「気分はもう戦争」のボウイにしか見えませんでした(笑)。野球帽被ってて*3、装備品にバットがあるんだものなぁ(苦笑)。
あと元ガンマニア目線としては装備品が結構見物。50口径(12.7mm)の対物ライフルやら、FN FALにグレネードランチャー付けてるとか、20mm砲って人間が持てる銃じゃねぇよ!! それ航空機用だろ!! とかとか(笑)。


で、オススメかと問われたら、絶対勧めません(笑)。


あ、そうそう忘れてた。今回も犬は出てきます。(謎)


*1:アヴァロンではもうちょっとちゃんと説明が有ったよな。

*2:菊地凛子という女優さんを初めて「ちょっと可愛い」と思いました(笑)。(今まではそうでもなかった)

*3:ヤンキースじゃなくてヤクルトスワローズですが(笑)。