ふきげんな過去 (http://fukigen.jp/)
テアトル新宿にて鑑賞。
で、
私はヘンな映画を観た！(またかよ)
こんなヘンな映画だと思わなんだ。(笑)
いや、設定がぶっ飛んでるとか、展開がどうかしてるとか、そういうのじゃなくて、そこそこ有り得る展開で有り得る会話で有り得る人物なんだけど、なんかそこはかとなくヘンだ。このヘンさはちょと説明し辛い。
例えて言うなら、森田芳光監督の「家族ゲーム」とか根岸吉太郎監督の「俺っちのウェディング」みたいな、ちょっとシュールなギャグがあったり、シュールな絵作りだったり、シュールな会話だったり。でも、会話部分では話の腰骨を折りまくって中々本題に入らなかったり論点がズレまくったりする、ある意味凄くリアルであったりもする。
いや、なんかもう不思議な味わいの映画。
で、最初、物語の背景が全く判らない状態から、次第に人間関係や過去のいきさつが分かってくるのは結構巧い作り。てか、最初は全然判らん。(笑)
そして、次第に話が分かってくると、唐突にファンタジックな絵作りで「ああ、これはファンタジーだったのか。そしてこれで終わるんだな」と思わせると、一気に現実に引き戻されて、唐突に物語の背景にあった(のか?)過去のナニなアレの事象の結果が出てきて、突然終わる。
なんなのコレは?(笑)
いやしかし、コレは嫌いじゃ無い。いや、むしろ好きなタイプの映画。
ともあれ、暑い最中に「なんなのコレは?」と笑いたい人には結構オススメ。
