たぶん続編

時をかける少女(http://tokikake.jp/)

ヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞。
大林監督の旧作のイメージが強かったので少々不安だったのだけど、思ったよりもずっと良かった。
大林版の廊下のシーン(?)で全て終っていたのが再び動き出した感じ。
しかし、仲里依紗さんは凄い。というか、最近の若い役者さんは巧い人が凄く多いよ。
正直、原田知世さん、高柳良一さんは、こう言っては何だけど、大根だったなぁ(苦笑)。*1
で、ストーリー的にも伏線の持っていき方とか、登場人物の感情の起伏とか、いろいろ巧い。しかも、時代を超えた恋愛は結果として単純な別れ以上の場合が…というのをちゃんと描いているし。(謎
ちゃんと大林版のを観ている人に判るような擽りがあったりして、私みたいな人を喜ばせてくれた。けど、それが嫌みになっていないので旧作を知らない人もそれなりに楽しめたんじゃなかろうか? (断言は出来んが)
いやー、良かった良かった。


ただ、少しだけ何を言うと、最後まで安田成美さんが芳山さんという感じじゃなかった事か(苦笑)。*21974年の芳山さんは思ったよりちゃんと芳山さんに見えたんだけどね。
それでも、ラスト近くに病院で芳山さんが××と○○するシーンは、とても良かったけど。(謎


全般的に、ちゃんと大林版の続編と言って良い出来になっていた。
かなりオススメ。


そうそう。現代の方の人の実年齢を考えると微妙に年代が合わないような気もするけど、そんな事を気にしてはイケナイ!!(笑)


*1:大林監督は希代の大根使いだと思う。いやマジで。

*2:芳山さんはあんな感じの人だったっけか?