田舎の電器屋

幸福のスイッチ(http://www.shiawase-switch.com/)

テアトル新宿にて鑑賞。
ああ、また上野樹里だ(笑)。しかもジュリーと樹里というベタなギャグも出ようかというキャスティング。
しかし、内容は悪くない。
仕事に悩む娘と経営が苦しくても客様第一の電器店を営む頑固親父のほのぼのするドラマ。
ちょいと娘がワガママでいじけすぎという感じもするが、自分が望んでいない場所でいい人に囲まれた生活ってのは精神的に結構しんどいというのは判る。むしろ、自分が望まない仕事をしている時は周囲の人は悪人の方が楽なんだ。いい人に囲まれて仕事が好きになれない状態だと、意味もなく逃げ場の無い罪悪感にやられてしまうし。
そういう意味では娘の方に感情移入してしまう訳なんだけど、判らん人にはただの我がまま娘にしか見えないんじゃないかと少々不安だ。まあ、それでも後半の展開で救われる感じ。
それにしても、上野樹里さんという人は関西弁になると違う人みたいになる。「スウィングガールズ」とか「亀は意外と速く泳ぐ」とか「のだめ」みたいなフニャフニャした喋り方は演技だったんだなぁ(笑)。
沢田研二さんの演技はいかにも田舎のアッパー系親父という感じで良かった。以前「eiko」という映画を見た時も思ったんだけど、この人は役者としても味がある良い演技をする。良い感じ。

で、客の入りは8割くらい。行く前の予想より多い。
テレビ等の宣伝は(やってるのか?)全然見ていないので。この客の入りは結構良いんじゃないのかな?