「人はなぜ学歴にこだわるのか。」小田嶋隆 著(ISBN:4334783503)
読了。
炸裂するオダジマ節。面白い。
でも学歴ってそんなに気にするもんなんだろうか? というか全然気にしてない私がヘンなのか?
私は大学受験もしないで専門学校を卒業したという具合に大した学歴など無いのだが、小田嶋氏の言い分だと、私のように学歴が無い人が「学歴なんか関係ない」等と言うと、それは学歴に対するコンプレックスの裏返しという事になるようなのだけれど、私の場合は本当に学歴なんかどうでもよいとか思っているんである。いや、本当に。
どのくらい気にしてないかというと、知人と話してて出てきた相手の母校とか学歴を全く覚えていない。気にする気にしない以前に全然覚えていない。例えば、職場で隣に座ってる人の母校を覚えていない、というか覚えられない、絶対雑談の時に聞いたはずなのに*1。いや彼だけじゃない、職場の殆どの人の学歴なんて(聞いてる筈なのに)全然覚えていない(でも学部名を聞いた場合は大学名は忘れても学部名は覚えていたりする)。これは私の方がちょっと異常なのだろうか? *2
念のために言っておくと、その人達の趣味とか嗜好とか性格とか言葉遣いみたいなのはちゃんとチェックしているし覚えているので私が異常に記憶力が無い訳ではない、と思う。思うに、私の頭のフィルタでは卒業した大学というのは有用な情報だと思ってくれないらしい。大学名より学部の方を覚えている事が有るというのも、たぶんそのせいだ。*3
少なくとも「学歴なんて関係ないと言いながら他人の学歴はちゃんとチェックしている」というのには当てはまらないと思う。ここまで来れば本当の意味で学歴に興味がないと言っても良いんじゃないか?
でも、今までの人生で一つだけ学歴(というか特定の学校)が羨ましいと思った事がある。
別に卒業できなかったり履歴書に書けなくても良いのだけど、高専に行ってロボコンに出たかった(笑)。
ロボコンに出るのは東大を卒業しているより羨ましい。いやマジで。
その気になれば都立の高専には行けたかもしれないので、ちょっと悔しい。
で、学歴ってそんなに気にされているのか。というのはちょっとした発見。というか私が知らなすぎたらしい。ふむふむ。
