Feel so simple.

サッカー・キリンチャレンジ杯 日本 vs セルビア

0-3 でセルビアの圧勝。
困った事に、勝てる気が全くしなかった。orz
いやセルビアに素晴らしいスターが居た訳でも、圧倒的にボールを支配された訳でも無い。
けど勝てる気が、と言うより点を取れる気がしなかった。
セルビアはボールを取ったら細かなパスは省略してでも早めに前線にフィードしてゴールを狙う。と言うシンプルで全く小細工の無い攻めだったのだけど、それを毎回徹底して確実に遂行していた。
一方日本はボールを持つとまずボールをキープ。場合によってはバックパスやサイドへのドリブルをしてまでボールキープに拘って前線へのパスは後回し。いや後回しにしないと選手が上がっていない。つまりボールを持った時に攻撃に転じるという当たり前の事が徹底されていない。しかも前線では毎回必ずサイドに展開し中央にボールを回してシュートという形ばかり。しかし実際には攻撃が遅れているのでゴール前は相手DFが一杯になっていてとてもパスなんは通らない。通らないのに前線で2〜3回のパスを経由しないとシュートが出来ない。これでは点が取れる訳が無い。


セルビアはシンプルで確実で速い。
日本は複雑で不安定で遅い。
まるで正反対。
セルビアは日本にサッカーというのは実はとてもシンプルなスポーツであるという事を教えてくれているようにすら見える。今日のセルビアのプレーは日本にとって素晴らしい教科書になるのかもしれないけど、とても二ヶ月後のW杯本戦にはとても間に合いそうにない。


やれやれ。