アームストロングきっぱり「もう2度とツール・ド・フランスに顔を見せない」(http://www.cyclingtime.com/modules/wordpress0/index.php?p=1753)

なんか怒ってるみたいだ。
でも、

「フランス人すべてを敵に回すつもりはない。僕はただツール・ド・フランスのオーガナイザーたちを批判しているだけだ」

と言ってるが、

ツール・ド・フランスは、1985年に優勝したベルナール・イノー以来のフランス人の勝者を待っているんだろう。イノーは僕の立場に回ってくれているが、彼が、今僕の置かれているような事態に直面したことはない。なぜなら彼はフランス人だからだ。もしイノーが勝ったのがほんの数年前だったら、僕に問題が降りかかることはもっと少なかっただろうけれど、フランス人はもう20年も総合成績争いをしていない。僕にダメージを与えることで彼らの歴史を書き換えたいと思っているんだろうけれど、それは成功しないだろうね」

…本人も気づいていないかも知れないが、こういう言葉の端々に彼の傲慢な部分がにじみ出てしまっている。
おそらく、その本人も気づいていない傲慢な部分がフランス人に嫌われるんじゃねえのかと…。

ちなみに、ベルナール・イノーの後にも1989年にはフランス人のローラン・フィニョンがその年の総合優勝者グレッグ・レモンと最終ステージまでもつれる総合争いをした。
さらに、1997年にはフランス人のリシャール・ヴィランクがその年総合優勝者ヤン・ウルリッヒと総合争いをしている。
これらはいずれも20年前の事ではないんだけどね。

ランス・アームストロングが本心から過去の選手達に敬意を払っていればこんな発言は出来ないはずなのだが。