風立ちぬ (http://kazetachinu.jp)
新宿から移動して、毎度御馴染みユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。(何故?)
で、
ファンタジーだったのか！！(笑)
そして、これは監督の夢だね。
堀越二郎、堀辰雄、カプローニ、結核の美少女、ユンカース、軽井沢のホテル、謎のドイツ人*1、九試単座戦闘機、煙草、etc..
とにかく片っ端から監督が好きな物を詰め込んだファンタジー。なので細かい辻褄がどうとか、これじゃ堀越二郎が酷い奴すぎるとか、いやそれ以前に内面が無さ過ぎるとか色々と、どうかと思う部分は無いではないのだけど、これってば監督の夢の中だからしょうがない(笑)。
ただ、いくら好きな物を詰め込んだとは言っても、そこは宮崎駿なんだからお、もうちょっと盛り上がりの有る作劇が有るのかと思ったけれど、最後までそれも無し。
全体的なテイストとしては黒澤明の「夢」と近い感じがする。というか、そう思って観れば割と納得行く感じ。
…でも、それだったら実在の堀越二郎の名前を使う意味が有ったのかなぁ…とも思う。遺族の方には納得してもらったらしいけど、そりゃ天下の宮崎駿が頭を下げたら、許可しない訳にもいかんだろう(笑)。
とも思う。
ともあれ、宮崎駿としてはちょっと不思議なテイストの映画なので、試しに観てみるのも一興、かも。
…って、これ多分大ヒットしてるんだよな。オススメする必要も無いかも(笑)。
