ジロ

ジロ・デ・イタリア2010第14ステージ 「得意技で攻めた」ダウンヒルでアタックのニーバリが、狙い通りのステージ優勝 (http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=14343)

コースの最後に山を登って下りてくるという「ここでドラマを作れ」と言われているようなステージ。
案の定、そこでドラマが起きた。


いや、リクイガスの作戦がえげつない(笑)。


山でニーバリとバッソという総合成績で並ぶ二人を先頭に残して、下りでニーバリがアタック。
先頭グループに残るバッソとアタックしたニーバリという二人によってスカルポーニエヴァンスは対応を迷わされて追うのが遅れる。バッソはニーバリが逃げたのでグループ内でローテーションには加わらずに力を温存。リクガスとしてはニーバリが逃げきればそれでOK。仮にニーバリが追いつかれたら後ろで力を温存していたバッソをアタックさせれば勝てる。
どっちに転んでもリクイガスが勝てる状況。
結局、スカルポーニエヴァンスの追想むなしくニーバリが勝利。しかもゴール手前で飛び出したバッソが2位というリクガスにとっては最高の結末。えげつない(笑)。


総合順位では、先頭からは遅れたがポルテよりも2分以上前でゴールしたアローヨがマリアローザを獲得。
この日勝ったニーバリは6分51秒遅れの8位、2位のバッソは7分43秒遅れの11位、さらにリクイガスではキセロフスキーが2分35秒遅れの4位にもいるので、この辺が山岳で協力して走ると結構強そう。
リウイガス以外ではサーヴェロのトンドが2分12秒遅れの3位とサストレが5分27秒遅れの6位。
サーヴェロとリクイガスという戦いも観れそうだ。