寒い国のライトスタッフ

ガガーリン 世界を変えた108分 (http://gagarin.jp/)

ヒューマントラストシネマ有楽町にて鑑賞。
で、


悪くない映画だけど、良くも悪くも想像通り。


という感じ。
と言うか、世界初の友人宇宙飛行を成功させた宇宙飛行士であるガガーリンの事は世界中の人が知ってて、もうやる前からネタバレだから、それを裏切るのは難しい、とは思う。
確かに、「普通の青年」としてのガガーリンを描いてはいるけど、それもほぼ想像の範囲内を出ていない感じ。ちょっとでも「おっ?」と思わせてくれる場面が有ると嬉しかったんだけど、それはやっぱり難しかったみたい。ちょっと残念。


とは言え、今の技術で作られた映像は結構リアルで見事。ちょっとだけ気になったのは宇宙に出た後のボストークが綺麗過ぎる事くらい。
それと、主演のガガーリン役の人が結構本人に似てるのね。終盤の後日談的な映像の部分はほぼ当時の本当のフィルムを使ってるんだけど、ドラマ部分からの移行がかなり自然に見えるくらい似てた。これはちょっと良かった。ただ、そのシーンの後に出る「その後のガガーリン」を語る字幕は中々物悲しい。事実なのでどうしようもないのだけど。


うーん。でも、やっぱり良くも悪くも想像からはみ出てくれないとあまり書く事も無いというか感想も書きにくいなぁ。
まあ、伝記映画では有るので、前提の知識としてガガーリンの業績を良く知らない人の方が楽しめるかもね。
という程度にはオススメ。