高度なギャグ…なのか?(謎)

愛の渦 (http://ai-no-uzu.com/)

リニューアル後初のテアトル新宿にて鑑賞。
で、


なにこれ面白い。エロだけど。(笑)


まあ、乱交パーティーの話なので、性欲なんていう「どうしようもない」欲望が剥き出しになる部分と、だからこそ虚勢と言うか見えというかそういう「飾る」部分の兼ね合いが、どうしようもなく切なくて可笑しい。
ただ、この映画の面白い部分って基本セリフで語られない部分に有ったりするので、結構真剣に観てないと面白さが判らんかも知れない。うん、フツーの人って面白いよな。
言葉になっていない部分での可笑しみみたいな点で言えば「南極料理人」とかの沖田修一監督作品の面白さに近い部分が有る感じ。なので、説明台詞に慣れた人にはちょっと面白さが判らないかも。
しかしまあ、リアリティからちょっと外れた感じがしないでもないのだけど、実際に「そういう場面」になったら、やっぱり彼らの様に振る舞ってしまうような気がする。そういう意味では、大抵の人はこの映画の中の誰かに当てはまるというのはあるかも。私が誰かは内緒だが(笑)。*1
で、ネタバレにならないように気を付けつつも、ラストのアレはまあ…そうだよな。うん。(謎)


それにしても、駒木根くんの顔が凄く良いよなぁ。(それかよ)


ともあれ、まあエロはエロで、それもちゃんと大人なのでセックスもしている映画なので、そこん所が駄目な人は駄目かもしれませんが、18歳以上のオトナにはかなりオススメ。

*1:いや、私なら沈黙に耐えかねてメタ視点からのジョークを連発して浮きまくる気もしないでは無い。