何処かで観たような話

ももへの手紙 (http://momo-letter.jp/)

シネ・リーブル池袋にて鑑賞。
で、


全般的に、どっかで観たような話。(苦笑)


ちょっとした田舎で暮らすことになった少女が妖怪と出会って色々あって、それなりにピンチを迎えて…。
と書くだけで、ほら何処かで観たようなアノ話ですよ!!奥さん!!
というくらい、この手の話は手垢がついている印象。
確かに、それなりに面白いと思う人が居たり、感動する人が居るのも分からんではないけど、手垢の付いた話というだけで、個人的にはちょっと減点。
さらに、中盤で妖怪達の行状が主人公の少女の所為にされてしまう展開があるのだけど、それがとても嫌な感じだった。確かに、こういう濡れ衣展開も定番っちゃあ定番なのだけど、この話、それをちゃんと解決してない。ラストでなんとなく許されてる感じだけど、ちゃんと誤解が解けてないんだから、これじゃただの反抗少女だったと思われてるって事じゃん。という感じ。
途中で主人公以外にも妖怪が見える人を出してるんだから、ラスト前にその人にも妖怪が見える事を提示すれば「もしかすると、あの子が言ってた事は本当だったのかも?」という話になって濡れ衣が解消されるし、何よりもラストに主人公の少女だけが見えるある物をすんなり受け入れるという部分がスッキリするんじゃなかろうか?
って観てない人は全然分からんだろうけど、こういう展開だったら観てる方も、もっとすんなり飲み込めたと言う話。
…ふむ。そんな事を客に考えさせちゃ駄目だわな。(苦笑)
たしかに、ラストに感動させる話を持ってきてるけど、それをやれば万事OKって訳じゃないんだよなぁ…。


という訳なので、個人的にはあまり関心しない映画でございました。
が、この手の妖怪話をあまり知らなかったり、抵抗の無い人にはオススメかもしれまへん。(無理やり)