ヨメが呑気になりまして。

ツレがうつになりまして。 (http://www.tsureutsu.jp/index.html)

ユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。
で、


まあ、普通に「良い話」で「良い映画」という印象。


元が実話だという時点であまり色々言えない感じ(苦笑)。
ツレのストレス描写は他人事じゃない部分もあって身につまされる感じはするのだけど、あそこまで几帳面なのもどーなんだ? という印象もある。まあ、何事もほどほどが肝心だわな。
「それはビル・ゲイツに言えって話」という台詞には笑った。もう全く持ってその通り。なのだけど、まあ、普通は一般ユーザには通じない。そんな事まで自分で背負い込んじゃいかんよな。
で、この「ツレ」という人は奥さんの脳天気な感じで随分と救われてる描写が目立つ。実際この通りだったのかは定かでは無いけど、この奥さんだったら、まあ大丈夫だよね。という風には見えるので映画としては成功でしょう。


個人的に注目してた、宮崎あおい vs 堺雅人 の対決は面白かった。まあこんな見方をしてるのは私だけかも知れないけど(苦笑)。NHK大河ドラマの「篤姫」の時もこの二人が対峙するシーンでは結構ヒリヒリするような「勝負」のオーラが出てたんだけど、この映画でもそれはまた健在。宮崎あおいの出演作品も堺雅人の出演作品も幾つも見てるんだけど、こういうオーラが出るのはこのコンビの時ぐらいかも。何故かは知らんが。


そうそう、この映画は意外な程に「イグアナ映画」の要素が大きい。「ハ虫類嫌いはお断り」というのは言えるので要注意だわな。


で、良い話で良い映画なので結構オススメ。でも、実際にウツを患っている人にとって良い映画なのかは良く判らん。共感によって良い方向に行くかも知れんし、なんか忘れてたスイッチがもう一度入っちゃうかも知れんので、ちょっと断言できず。
あしからず。