西部劇?

トゥルー・グリット (http://www.truegrit.jp/)

シネ・リーブル池袋にて鑑賞。
まあ、昨日の英国王のスピーチと同じように、そつなく面白い。(苦笑)


元は、ジョン・ウェイン主演映画らしいのだけど、そっちは観てない。
けど、これが昔ながらの西部劇とは全く違うテイストなのは良く判った。
これはあれだ、14歳の少女がちょっとした異世界で数日間の(ダークな)冒険をする話なのね。ある意味、不思議な国のアリスだ。
でもって、もう一つ昔ながらの西部劇と違う部分は、銃弾一発の重み。これが全く違う。確かに当時の銃は大口径で火薬の質が低いのが普通で、貫通力よりも打撃力を重視してた筈なんで*1ドッスンドッスンという重さを感じる筈なのね。そこは結構リアルに描いてて、これに比べると昔の西部劇は銃声や反動の表現がとても軽かった感じ。
と言う細部は放っておいても(苦笑)、リアルに焼き直された西部劇としては結構ダークでかなり面白い。結構オススメ。


個人的にはデカくて重いコルト・ドラグーン*2が火を吹く場面が観れてとても良かった。(笑)

*1:今でもアメリカでは貫通力よりも打撃力重視の傾向は有る。逆にヨーロッパは徹底して貫通力重視。

*2:実は金属薬莢発明以前の銃なので、弾を込める事からしてちょっと面倒なのですよ。