実は歩道の方が…

自転車事故:歩道の方が危険 交差点で自動車から死角に、7割が集中−−研究者分析 (http://mainichi.jp/seibu/shakai/news/20110106ddp041040021000c.html)

歩道走行の自転車の方が危険という話。
これは自転車乗りには常識だと思うのだけど、自動車からはそうは見えないらしいんだな。
自動車の運転手の人達は「車道を走る自転車は危なそうに見える」と言うんだろうけど、歩道の場合は危なそうもなにもまず存在が「見えない」という事が問題なんだよね。
見えれば注意も出来るし、避ける事も出来る。クラクションを鳴らして警告を出せる。
ところが歩道を走ってる自転車は自動車の運転手からは殆ど目に入らない*1。だから交差点で「飛び出してくる」ように見えるんだよね。実際には歩道走行の自転車は交差点で直進しているだけなんだから、左折する自動車の方が注意する必要が有る筈なんだけど、「見えない」若しくは「見えていない」自転車に対する注意は殆どしない。それが事故に繋がる。

…でも実際のところは「車道を走る自転車は危なそうに見える」というのはタテマエであって、ぶっちゃけ「自転車が車道を走ってるのは目障りで邪魔臭い」という意見が本当なんだろうな。と言うは実感として有るね。(苦笑)

ともあれ、メジャーな全国紙にこういう記事をちゃんと書いてくれたのは結構な進歩だなぁ。とは思う。

*1:見えていても全く注意しないという問題も有るのだけど。