fin?

のだめカンタービレ 最終楽章 後編 (http://www.nodame-movie.jp/)

ユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。
例によってドラマ版、ドラマスペシャル版、最終楽章前編までのストーリーやらキャラクターの説明は一切無し。これはこれで潔い。というか、時間的にもアレだったんでしょう(後述)。
で、それはそれとして、これまでずーっと観てきた私としては面白く観る事はできたのだけど…、ちょっと消化不良感が残った。
ぶっちゃけコレ終らせたくなかっただろ?(笑)
と思ってしまうくらい、結末らしい結末になってない感じ。いや長く続いた漫画にはありがちなラストではあるんだけど、「最終楽章」とまで銘打ってるんだから、もうちょっと腑に落ちる感じで終らせて欲しかった。
ただ、時間的な制約ってのはあったかも知れない。上映時間2時間を超えるんだけど、それでも伏線がちゃんと生かされていなかったり*1、ヤドヴィガの扱いが完全に付足しになってる感じだったり*2、最後にのだめと千秋のアレ(謎)をちゃんと見せるべきだったとかと、もうちょっと時間が欲しかったという感じ。
それでもオケとピアノのコンチェルトのシーンはやっぱり圧巻。これは大画面の大音量で観るべきだと思った。尤もそれらシーンが多い為に時間的にキツくなってるという悪影響もあったのかもしれんけど。


もしかすると、最終楽章後編のキャッチフレーズがクエスチョンマークの付いた "fin?" になってたのも「実はちゃんと終ってません」もしくは「ちゃんとしたラストを別にやります」という意味だったりして。(そうか?)


ともあれ、テレビシリーズから観てきた人には普通にオススメ。


そうそう、個人的にはのだめの両親が出てくる1シーンが大好きです(笑)*3


*1:シュトレーゼマンの状態とか

*2:それにテルミンについては説明不要で行けるほどは知られてないよな?

*3:短いシーンだけど岩松さんと宮崎さんが実に良い味出してる。(^_^)