水と油

ラーメンガール (http://wwws.warnerbros.co.jp/ramengirl/)

テアトル新宿で鑑賞。
今月中が期限の優待ポイントの消化。という訳で全く期待しないで観に行ったけど、いや期待しなくて良かった(笑)。
なんだろう? アイデアがダメだとも思わないし、キャスティングが悪いとも思わないんだけど、すごいテンポが悪くて最後まで違和感がある感じ。
一つ言えるのは、日本側とアメリカ側が全然噛み合ってない感じがする事かな?
脚本のベッカ・トボルという人は伊丹十三の「タンポポ」に感動してラーメン・ムービーを作りたかったらしいけど、結果としてなんか水と油が全然混じってないみたいな映画になっちゃってる。
これは、只の推測なんだけど、日本の製作陣とアメリカの製作陣って全然別でお互いの意思疎通も出来てなかったんじゃないかという気がする。そのくらい日本人側と米国人側で別の映画に見えちゃってるし、米国人のキャストが全くもって日本で暮らしているように見えない(笑)。脚本家の想いが製作陣に通じてないのかもね。


まあ、もうちょっと何とかならんかったのかな〜、と言う感じで残念。


で、映画全体としては失敗してる感が有るけど、日本側のキャストでは山崎努が怪演!! 登場シーンは少ないけど、たった1人で映画を違う方向に引っ張って行くパワーがあった。それがこの映画で正解かどうかは別として(苦笑)。それと、西田敏行の衣装はどっからどう見ても池袋の大勝軒の山岸さんのコスプレに見える(笑)。しかし、口を開くと釣りバカのハマちゃんなので「山岸さんがハマちゃんの声で喋ってる」と思いながら見ると、別の意味で笑えます(笑)。


オススメかと問われれば、まあ薦めません(苦笑)。