別の歴史の冒険活劇

K-20 怪人二十面相・伝 (http://www.k-20.jp/)

正月らしく冒険活劇。
地元のシネコンにて鑑賞。
いや、面白かった。正直娯楽映画で2時間オーバーの上映時間はどうかと思ったんだけど、時間を感じさせず、飽きさせない演出で楽しませていただきました。
細かい粗を探せばそれなりに有るっちゃ有るんだけど、娯楽作品はこのくらい荒唐無稽じゃないとな。
ストーリーや謎解き要素も面白いんだけども(ネタバレしそうなので詳しくは書けず)、スチーム・パンク風味のメカがいちいち良い!!
重要な場面でオートジャイロを使うなんざ、古い飛行機好きには泣かせる演出。既に映画を観たアナタ! あれはヘリコプターじゃなくてオートジャイロという全く別の乗り物です。垂直離着陸は出来まへん。(wikipedia:オートジャイロ)
ついでに、コメディ要素も良いです。仲村トオルはずーっと「ええかっこしい」の演技かと思ったら、ちゃんとアレな演技*1もしてて良さげです。強いて言えば相変わらず金城武が日本語で演技するときの微妙感は無いでも無いけど、派手なアクションでそーゆーことは忘れられる。


ところで、この佐藤嗣麻子監督は、ものすごく宮崎駿作品が好きなんだな(笑)*2
いろいろとアレな細かいクスグリが入ってるので、大人の映画好きはそーゆー所も楽しめます。


家族で観られる娯楽映画としてオススメ。

*1:「あぶない刑事」の頃のアレ

*2:特にカリオストロラピュタね。あとコナンもかな?