迂闊

「真正銃」実験で認定 エアガン製造の社長逮捕 (http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/201085/)

迂闊だな。
この製品の噂を聞いたときから、こりゃ規制されるなと思ってたら案の定ですよ。
まあ、社長逮捕は初めてだけどカートリッジ内にガスを貯める形式のエアーソフトガンは以前にもコクサとアサヒ・ファイヤーアームズから発売されて、そのどちらも規制→回収という経緯があったから、業界の人間だったらどうなるか分かりそうなもんなんだけどね。
安全対策としてバルブの開放スイッチをカートリッジの後面からじゃなくて前面側からにしてあるんだけど、これも確かアサヒのモデルがそうだったから、やっぱり前例を見ると規制されると予想できる筈。
タナカ・ワークスという会社自体も最近できた会社じゃないから、その辺の事情が分からないとは思えんのだけどな。


ちなみに、規制の妥当性は微妙。確かに他のエアーソフトガンと違って弾倉が筒抜けだから改造に適した形に見える。
ただ、実際やろうとすると強度と火薬量の調整とか激発機構の追加とか結構難しい筈。警察の科捜研とかだと簡単に改造しそうだけど。
というか、警察はその気になれば何でもかんで銃刀法違反にできるんですよ。どんな物にでも火薬を詰めて破裂させて、その破片が飛んで杉板を貫通すれば、それは「殺傷能力のある銃砲」という事に出来るんですから。
だからこそ、わずかでも規制に抵触しそうな製品は注意しなきゃいけないという話。