妄想喚起装置としてのペッパーランチ

ネットのウワサを徹底検証!! ペッパーランチ事件の真相はこうだ! (http://www.pressnet.co.jp/osaka/news/n_070609_16.shtml)

この記事の内容がどこまで本当かについてはいろいろ言われるだろうけど、個人的な見解だとかなり詳しく調べているように思える。
いろいろと思うところはあるが、特に気になったのが以下の下り。

ネットを検索している時、いつのまにか「事実」ではなく「自分の信じたいもの」を裏付けるために情報を検索している自分がいた。納得のいく答えを探し続けるか、飽きるか、想像が一人歩きするのか。今回わたしは「事実」ではなく「自分」を信じた。冷静になるとそう考えさせられる一件だった。

たしかにそう。
人は「自分が信じたいもの」を信じる。


で、上記の記事には、いろいろなネット上の「噂」が書かれている。
それらの「噂」が「妄想」ではなくを真実と信じている人の頭の中では、いったいどんな組織的で凄まじい猟奇事件が繰り広げられているのかが興味深い*1
正直なところ、彼らの「自分が信じたいもの」が凶悪であればあるほど、私は「彼ら」の方を恐ろしいと感じる。
彼らは事件がより凶悪であることを望んでいるのではないか? と。
そして、この事件によって喚起された彼らの妄想の元になったネタはいったい何だったか?*2


とか、いろいろ書いたところでペッパーランチ工作員扱いされそうな気もする。というか、そう信じたい人は、そっちを信じるだろう*3
まあ、この事件によって自分の中に発生した妄想がどのような物であったかを分析したほうが下手な「自分探し」よりも簡単に「本当の自分」を発見できるかもしれない。
それが自分の望んでいる姿かどうかは別として。


…タイトルだけ先に考えたので、内容とあってないな…*4

*1:我ながら鬼畜な見解。

*2:なんでしょう?(笑)。

*3:正直に言うと、以前ペッパーフードの株を取得していた事はある。結局この事件より前に損切りで売ってしまったが。

*4:いつもの事だが。