鴨志田氏訃報の続き

一晩経ってちょっと落ち着いた。

TBSラジオ ストリームPodcast 3/21(水)コラムの花道 (http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2007/03/321_fa4f.html)

勝谷誠彦氏が鴨志田穣氏と西原理恵子女史のなれそめを語っています。
鳥頭紀行の時のいきさつは鳥頭紀行とその他の本で知ってはいたけど、その場に居合わせた人の話はまた違った感慨がある。(西原女史と出会う前のダメダメっぷりはアジアパー伝シリーズに詳しい。)


そういえば、ちょっと前のサイバラの漫画で西原家の主治医*1に、
「(鴨志田さんは)もう、あまり長くないよ。だから、一緒に居てやりなさい」
と諭されている場面が有ったのを思い出した。そこは当然サイバラの漫画なので
「と言われたのに、なかなか死なない」
と落としてはいたんだが、今思うとすでに先の事を覚悟していたのかもしれない。
さらにずっと前の離婚した時の漫画には
「あたしが最後を看取ってあげようかと思ってたけど、実際は死ぬって大変で、あんたはなかなか死なないし…」
という事も書いていた。
でも、結局最後にはサイバラのもとで逝ったんだなぁ…。
亡くなった鴨志田氏にとっても西原女史にとっても本望だったのかもしれんなぁ(こんなに早く亡くなるとは思っていなかっただろうけど)。

鴨志田穰 【小説】旅のつづき (http://homepage2.nifty.com/jyurousya/ から「コラム&日記へ」)

たぶん最後の原稿。

カモのがんばらないぞ (http://www.ozmall.co.jp/entertainment/kamo2/)

癌による余命を宣告されてからのエッセイ。
しかし、今読むとかなり辛い。

第14回*2の最後は妻である西原女史との会話でこう結んでいる。

「そう言えば話は変わるんだけど、治療の件僕の考えどおりでいいんだったよね」
「もちろん。あなたが決めたとおりのことを私は支えていくしかないわ。でもね、知り合いの先生の話をさせてくれる」

「いいよ。教えて」
「寿命のことなの。あなたの延命を考えたうえでの話をさせてもらうわよ」

合掌。

*1:あの高須クリニックの高須医院長である。

*2:これが最終回なんだろうか?