「理由なんてねえよ」と言える強さ
ちょっと前にオウムの教祖の死刑が確定した。
事件当時は、オウムに理系大卒のエリートが多かった事がちょっとした話題になっていたが、科学者と宗教者ってのはそれほど遠い存在じゃないのだな。理系の人達に大反発されるのを承知で言うと、両者の姿勢は物の理を追求している点で共通しているんだな。
世の中は理屈で動いている。という定理は正しいけれども正しくない。
実際には世界の事象の多くは偶然に支配されている。そして偶然を必然として考えて理屈を付けようとすると、その先にはトンデモが口を開けて待っている。
世の中に対して「理由なんてねえよ」と言い切れる人の方が科学と理屈でトンデモを駆逐しようとする人達よりも強いんじゃないだろうか?
なんてことを中野の大予言の店頭で考えていた。
