自転車を歩道に上げる?

歩道に自転車を上げるって!?

今発売中のファンライド、バイシクルクラブの両誌の疋田智氏による記事によると、自転車を車道通行禁止にする法案が警察庁で準備されているとか。早ければ来年、そうでなくとも再来年に国会に提出されるという話。疋田氏はTBSのディレクター、つまりマスコミの人間でもあるので、ある程度ウラを取った話だと思われる。

この話を読んだときは大いに憤慨したのだが、ふと街中を眺めてみると…たしかに自転車が車道を逆走*1したり携帯電話で話をしながら走ったり、という光景が広がっていて絶望的な気分になる。
こういう人がいる限り、この手の規制ってのは避けられないのかも知れない。とはいえ、こういう人は車道から歩道に上げても変わらない。むしろ歩行者と同じ場所を走ろうというのだから、問題はさらに深刻になる筈なのだが…。*2
個人的には自転車で車道を走れないというのは(常々言われている)自転車の活用を推進するというエコロジー的なお題目と逆行する行為だと思うのだが、さて、どうなることやら。

現実的な予測としては、自転車で車道を走るときはヘルメット着用というあたりに落ち着くんじゃないだろうか?「自転車免許」の可能性を考えている人も居るみたいだが、取り締まる側の警察からすれば、一々停止させて免許証を確認するより、一目で違反かどうかを判別できるという点でヘルメット着用義務を採用するんじゃないかと思うのだが。現に原付バイクにヘルメット着用を義務づけた過去があるわけだし。*3

*1:自転車は軽車両なので左側通行である。

*2:歩行者と自転車の完全分離を考えている警察署もあるので、必ずしも警察内部での足並みはそろっているとは言えないように思える。

*3:そうなった場合は堂々とヘルメットかぶります。というかヘルメットが普通になって恥ずかしくなくなるかも。