フォース無き戦場

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (2D字幕) (http://starwars.disney.co.jp/movie/r1.html)

ユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。
で、


スター・ウォーズの世界を借りた戦争映画


という感じ。
てか、ほぼスター・ウォーズ感が無い。(苦笑)
むしろ。兵士たちが持ってる銃がM16ライフルやAK47じゃないのが不思議なくらいだ。と思うくらいベトナム戦争感が有る。(ただし「プライベート・ライアン」や「ブラックホーク・ダウン」みたいなアレな描写は無い*1。)
たぶん、この映画が描きたかったのは、エピソード4の前の「フォースの無い時代の戦争」の姿だろうと思う。なので、シリーズの他の作品程に様式美的なチャンバラは、ほとんど無い。唯一ドニー・イェン演じるチアルートが杖で戦うシーンだけはチャンバラというか座頭市感が有るくらい。といっても、チアルート自体はフォースの無い時代にフォースに憧れて修行してきた僧なので、フォース・ワナビーゆえのチャンバラなのだけど。


スター・ウォーズの1エピソードというよりは戦争映画として観ても結構面白いのだけど、ちょっと気になる演出が結構あって、そこはちょっと残念。例を挙げると「機械のコントロール・パネルが何故そんな場所にあるの?」と思うシーンが複数(!)有ったのは困ってしまった。(苦笑)
それ以外にも物語を盛り上げる為だけ(と思われる)演出がチラホラ見えたのも気になってしまった。
とは言え、エピソード4を知ってい観客目線で観ると結末は分かっている…にもかかわらず結構手に汗握る感は結構有る。そして、スター・ウォーズの世界の行く末を左右する重要な作戦の最期にちょっとグッとくるモノもある。(詳細は略)


ともあれ、「フォースの覚醒」から始まった「非ルーカスのスター・ウォーズ」の別編としてはそこそこ良かったんじゃないかと思う。そこそこオススメ。

*1:流石に子供も観る映画だからね