寓話的アートシネマ

シェル・コレクター (http://www.bitters.co.jp/shellcollector/)

テアトル新宿にて鑑賞。
で、


良い感じのアートシネマ。


と言う感じ。
観る前に得た情報では青山真治監督の「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」みたいな感じかなと思って観てたんだけど、途中から星新一ショートショートを翻案してるみたいな感じになってきた。と思ったら、ラストに近づくに従って、やっぱり「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」みたいになった。と言う感じの映画。(どんなだ?)
主演のリリー・フランキーは普段の(?)サブカルスケベ的な感じは全くしない(コラコラ)。でもって、寺島しのぶ演じる女性は序盤は静かな感じだけどある瞬間から一気にパワフルに変わって、実はそれが元の彼女だったというのが、とても良く分かる感じで良かった。てか、相変わらずちょっと大人エロい(笑)。でもって、私の中で「美人すぎて損をしている枠」の橋本愛は今回は美人でないと説得力が落ちる感じの役だったので良かった。


で、やっぱりストーリーそのものは割と単純な寓話なのだけど、鑑賞後感としては、90年代位までの「ミッドナイト・アートシアター」で放送してた様なアートシネマみたいな感じで、最近その手の映画をあまり観てなかった所為かうっかり良い気分になってしまった。(苦笑)


ともあれ、良い感じのアートシネマで良い気分になりたい人にはオススメ。でも疲れている人は寝ちゃうかも。(苦笑)