火星の人ゴーホーム

オデッセイ (http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/)

ユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。
で、


流石に評判通り、面白い。


一部(?)で言われてた「火星DASH!」と言う評価も判らんでは無いけど、それよりはかなりシリアス寄りだった。けど、状況よりは悲壮感が無いのは確か。というか、リアルな火星サバイバル映画でありながら、ちゃんと娯楽作品になってる辺りは、まあ巧い。
でもって、娯楽作品として良い感じなのは、この映画の中の世界には、悪い人がいない。さらに、それ以上に良いのは、馬鹿がいない。(笑)
いや、こういう話の場合、それなりのピンチやトラブルを起こすために、割と安易に悪人とか馬鹿を出して話を進める事が多いのだけど、この映画ではそれが本当に、無い。けど、ちゃんとピンチもトラブルも起きる、それもしっかり論理性を確保した感じなので、まあ不自然さが無くて、凄く良かった。
これは、ちとネタバレになるかもだけど、火星と地球で通信が出来た瞬間*1は、ちょっと涙腺が緩んだ。いや、あの瞬間はたまらんよなぁ。(しみじみ)
さらにネタバレ的なアレだと、ラスト付近のアレは、ちょっとばかりリアリティが低めなのだけど、そこに至るまでに本当にリアルな話が続いたので、まあちょっとしたオマケとして見ても良いと思う。(苦笑)


ともあれ、3時間の上映時間が全く長く感じない傑作なのは間違いないと思う。オススメ。


あ、そうそう、ここまで褒めておいてアレだけど、邦題の「オデッセイ」はちょっと違うかも。小説版の邦題「火星の人」で良かったんじゃ無いかなぁ。(苦笑)

*1:それも今現在の私達が皆知ってるアレ(?)を使って