じゃない方じゃない押井レイバー

THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット (http://patlabor-nextgeneration.com/movie/index.html)

ユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。


初めからコレを上映すれば良かった。


とか思った。(苦笑)
ストーリーもそれに対する感想も前回上映版(以下「じゃない方」)と同じなので、そこら辺は割愛。
で、「じゃない方」との違いというと、ドラマ部がかなり長く深くなってる印象。といっても、そこはそれ押井守監督作品なので、延々と押井節的な台詞回しで蘊蓄や勝敗論やら正義論が展開されるので、それがダメな人はディレクターズカット版じゃない方が良いかもしれんね。(苦笑)
だだ、その押井節のお陰で、謎の戦闘ヘリパイロットである灰原零の正体不明感がより強くなってる。ラストのタイトルバックにデカデカと「GRAY GHOST」と出てくる辺りからしても、押井監督的には今回の主役はそっち側という感じが強調されてる感じ。で、「じゃない方」では一寸判りづらかった明が灰原との勝負に挑む理由がちょっとだけ判る感じになってて良かった。
確かに長ゼリフのシーンが多くて尺が長くなるので娯楽作品としてカットしたのだろうけど、押井監督の作品としては、こっちの方がずっと良かった。


てなわけで、押井守監督作品のファンとより深い映画が好みの人はこっちの方がオススメ。