巨大ゾンビの逆襲

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN (http://www.shingeki-seyo.com/)

ユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。
で、


巨大ゾンビ映画だと思ってみると、割と面白い。


という感じ。
原作者自ら設定の改変を申し出ただけあって、世界観からして全く違うので、序盤からもう違う話だと思って観る感じ。
細かく言うと、内燃機関が有ったり、電池が存在したり、過去の文明の遺物的な物が散在してるとか、文明度というか基本的な世界観が違う。けど、それを無駄な説明無しで最初の10分くらいまでの各シーンで自然に判らせる、割と巧い作り。確かに、このくらい文明が無いと立体機動装置なんて、ちょっとしたオーバーテクノロジーになっちゃうから、これはこれで良いのかもしれん。
キャラクターの設定も結構変わっているので原作やアニメの「進撃の巨人」に思い入れのある人は、ちと辛いかもしれんね。
ただ、他のキャラはともかく、ハンジはとてもハンジだった。てか、たぶん石原さとみはアニメ版の朴璐美の演技に相当引っ張られてる感は有る。
あと、原作には無い新キャラ担当の長谷川博己が無駄にエロい(笑)。この映画に限らず最近の長谷川博己は怪演が目立ちすぎる(笑)。大丈夫か?(何が?)


で、ストーリー的には色々と突っ込みどころが有るというか、まだ明かされていない部分が多いので、ちょっと保留。2時間弱の間に相当風呂敷を広げてる感じはあるので、後半にちょっと不安が無いではない。脚本の町山さんは割と*1ロジカルに話を組み立てるみたいなので、その辺はちゃんと考えているのかも。
ただ、ちょっと気になったのは。序盤の展開から原作と全然違うモノとして観始めると、終盤で原作に寄せてる部分もあったりするので、ちと混乱する部分が有る事。
いっそ、原作とはキャラクターを全部変えて、全く別の話にしたほうが良かったのかも…と思う部分も無きにしはあらず。


ともあれ、後半を観てみないとまだ何とも言えないので、一応観ておくのがオススメ。
観ないで文句言うのは、ちと反則だとは思う。

*1:本人の映画の好みとはちょっと違う気がするけど