やった!(笑)

劇場版 SPEC〜結(クローズ)〜爻(コウ)ノ篇 (http://www.spec-movie.jp/)

今週は予約システムがダウンしてて何かと大変だったらしいユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。
で、


やった!(笑)


提監督、やっちゃったよ。いや、むしろやらなかったよ。かな?
テレビシリーズのテイストを引き継ぐような部分は最初の20分くらいで、それ以降はとある場所に舞台を固定した中二病的な会話劇になってしまった。
しかも、困ったことに矛盾やら唐突に出てくる新設定やらと、非常にツッコミ所が多すぎて、ちょっと失笑するくらいになってしまった。
というか、会話劇っぽくなってきた頃に気づいたけど、これ「エヴァ」だ。(笑)
確かに、TBSのプロデューサーの植田氏は、ケイゾクの頃からかなりのエヴァンゲリオン・マニアでケイゾクの劇場版でも微妙にそれっぽいシーンが見られたけど、今回は相当露骨にエヴァ臭を打ち出してきた。これを観てエヴァンゲリオンを連想しない人は、エヴァを観たことない人だけだろうなぁ。
ともあれ、植田氏はエヴァ中毒が全く治っていなかった事がわかっちゃいました。(笑)


で、結末的にもテレビシリーズからの伏線はあまり生かされず劇場版で唐突に出てきた設定を使って、かなり強引に終わらせた感が強くて、これだったら未完のまま終わったほうが美しかったかもしれない。とまで思ってしまったよ。
もしかするとだけど、これ、完成品じゃないんじゃないかな? 漸の編公開時には、まだ爻の編は完成していなかったと監督自身が公言していたし、編集ミスで辻褄が合わなくなってるんじゃ無いかと思えるシーンがちょっと多かった。さらに、エンドロールい画面にテレビシリーズから出てきた「書」が出てくるのだけど、それに言い訳っぽい事が思わせぶりっぽい調子で入ってた。うん、あれ良い訳だよな?(誰に聞いてるんだか)
これはやっぱり、まだ編集が完了していなくて、本当の完結編はDVD/Blu-ray版まで待てって事なんじゃないかしらん?
というか、それはそれで観客を舐めてる感はあるのだけど。(笑)



ともあれ、決して傑作ではないのだけど、どこがどうアレなのかを観てツッコミを入れて楽しむのも、また一興かも。(笑)
観に行って怒ったり呆れたりしても知らんけど。