宇宙の海は俺の海〜♪(違)

キャプテンハーロック (http://harlock-movie.com/)

ユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。
で、


うぬぬぬぬぬ。こ、これは…。


うん、これはハーロックではない(笑)。
ストーリーやら設定やらが映画オリジナルになっているので「これはハーロックではない」ってのはしょうがないのかもしれないけど、やっぱりハーロックではない(苦笑)。
じゃあ、ハーロックじゃなくて全く別のスペースオペラとして観れば良いのかなぁ…と思って観ると、それもちょっと上手く行ってない感じ。
うーん、映像も悪くないし、キャスト(声優)陣も言われてるほど悪くない。というか、むしろ良かった部分の方が多いと思う。*1
けど、映画として失敗している感がするのは何故だろう?
素人目にも一つ言えるのは、ストーリーがコロコロと彼方此方へ散らばってる感じがした。ハーロックの当初の目的と手段、その後のモゴモゴと、さらにその後のホゲホゲと、次から次へとやる事が変わって行って、話にのめり込む前にその話が変わってしまう感じで最後までストーリーに没入できなかった。残念。
一応、コロコロ変わる話の狂言回しとして、映画オリジナルのヤマというキャラクターを配置しているのだけど、そのヤマの身の上話まで持って来て、さらに話を散らばらせてる感じで、どうも上手くいってない。


他にも、アルカディア号のデザインが気に入らないとか、其処彼処に零士メーターが有ったのは良かったね、とか色々思う事もあるんだけど、それはまあ枝葉末節なので多くは言うまい。


ともかく、ストーリーにのめり込めないのが一番の問題っぽい。うぬぬ。


と言う訳なので、個人的にはあまりオススメしませんが、映像やキャストはかなり頑張っているので、そこが観れればOKという人にはオススメ。かも。(笑)

*1:私は、声優専業の方々のわざとらしい喋り方が苦手というバイアスはかかっているんだけどね(苦笑)。