劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日 (http://timescoop.jp/)
いつものユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。
で、
素晴しき御都合主義(笑)。
いや本当に。
と言うか、テレビ版のタイムスクープハンターでも徹底した御都合主義は顕著だったし、この映画を観に来る人は高い率でテレビ版を観てる人だから、そこは問題無い気がする。とは言え、初見の人は面食らうレベルでは有る。(苦笑)
冒頭こそ、いつものタイムスクープハンターっぽく始まるのだけど、ある時点からいつものドキュメンタリー歴史ドラマでは無くなり、タイムトラベル物のドタバタに移行し、最後には歴史アドベンチャー(?)っぽくなる。
なので、いつもの沢嶋視点で描かれるのは冒頭のみで、以降は誰の視点でもない普通のドラマみたいな作りなので、そこはちょっとタイムスクープハンターっぽくない感じ。なので、ちょっと違和感は有るのだけど、展開されるストーリーはやっぱりタイムスクープハンター的御都合主義。(笑)
しかし、歴史が変わってしまったり、それを修正したりという部分は、ちょっと首をひねる描写が多い。確かに、そこはハードSFでも難しい部分ではあるんだけど、タイムワープという「大嘘」が前提として有るので「それ巧妙に使えば全然焦る必要ないじゃん」と思ってしまう部分は、多々有る(笑)。タイムワープで行える事に制限が有るとか何とか適当なロジックを付ければ何とかなった気もしたのだけど、そう言う説明は無かった。うむむ。
テレビ版を観てる人には殆ど判らなかったタイムスクープ社の裏側や、今まで台詞の中だけでスルーされていた第一調査部の実態や装備(?)が少しだけ見られる。そこはちょっと面白かった。
ともあれ、これは本当にテレビ版のタイムスクープハンターを観ていた人向けの映画なので、そーゆー人にはオススメ。