ギッシリ感あふれる怪獣映画

パシフィック・リム (http://wwws.warnerbros.co.jp/pacificrim/)

ユナイテッドシネマ豊洲にて2D吹替え版を鑑賞。
で、


面白いけど、色々と詰め込み過ぎ!!(笑)


いや本当に。
前評判通り、日本の特撮映画やロボットアニメのオマージュの数が凄まじい。全ての元ネタを拾える人は殆ど居ないんじゃ無いかとすら思う。でも、それはかなり詰め込み過ぎ(笑)。元ネタに感嘆してるウチに次から次へとオマージュが続いて、ちょっと胸焼けを起こすくらい。
でもって、ストーリーも相当駆け足。これもまた詰め込み過ぎ。本当は途中の葛藤やら人間ドラマやらが有る筈…と思わせる話になってるので、これはもしかすると、もっともっと長い話を刈込んで作ったモノだったのかも。てか、半年くらいのテレビシリーズにする位のストーリーは有りそう。それを2時間強に詰め込むんだから、そりゃ駆け足で詰め込み過ぎになるよな。という感じ。
とは言え、確かにやたらめったら金を注ぎ込んだと思われるCGやらアクションやらは確かに凄い。それだけでも観る価値は有るかもしれない位。ほんの1秒程映るシーンでも手抜きは全く無い印象。てか、金有るんだなぁ。
まあ、話そのものは結構有りがちではあるんだけど、この映画はロボットと怪獣の格闘を見せる映画なので、問題無い感じ。
役者の演技? んなもん、どーでも良いよ(笑)


あと、前述の通り私が観たのは吹替え版だったのだけど、まあ声優陣が豪華、かつ適役ばかりと言う感じで吹替えマニアも安心の出来。個人的には古谷徹三ツ矢雄二マッドサイエンティスト・コンビがとても楽しかった。そう言えば、この二人が戦いとは別の所で奮闘する展開も、東宝特撮で良く有ったパターンだよな。


ともあれ、この映画は徹底して細部に拘っている感が有るので「映画館の大画面で観るべき映画」という感じ。でも、DVDでカットされたシーンが入った完全版が出たらどうだろう…とも思う。
まあ、取りあえず上映しているウチに2Dでも3DでもIMAXでも字幕でも吹替えでも何でも良いから一回は観ておくべきだと思う。オススメ。