差別について思った事など…

アスペだけど、差別語について考えてみた - yuhka-unoの日記 (http://d.hatena.ne.jp/yuhka-uno/20130228/1362046536)

とても興味深かった。
でも、その気になれば差別語っていくらでも作れるんだよ。相手を罵ったり侮蔑する時に「この、○○め!」とか「○○のくせに!」とか言い続ければ○○に入る大抵の言葉は差別語にできる。今現在でも○○に特定の国の名前を入れて差別語として使ってる人が居るでしょ?
だいたい「シナ」や「Jap」だって最初は中国や日本人を指す普通の言葉だったけど、それを侮蔑の意味で使うようになって初めて差別語になったんだよ。


こんな簡単に差別語が作れてしまうと言う事は、つまり、不当な差別を内包しているのは言葉ではなくて、その言葉の使われ方だって気付くはず。


ついでに、今一番不当な差別を受けてる単語は「差別」という言葉なんじゃないかと思ってる。「差別化」なんて言葉が普通に使われているように、本来は侮蔑的な意味ではなく「区別」等にに近しい意味だった筈。それがいつの間にか「不当な差別」を表す言葉に成ってしまった。*1


ちょっと脱線。
察しの良い人は気づいてるだろうけど「のび太のくせに!」ってのはかなり協力な差別語なんだよね。当人にしてみれば自分が自分である事が否定されてるんだから、こんな酷い言葉は無い。この言い方を考案したのは大山のぶ代さんらしいたてかべ和也さんらしいんだけど、個人的にはよくもこんな酷い使い方を思いついたもんだと思う。
試しにちょっと書いてみるか、


大山のぶ代たてかべ和也のくせに!!」


ね? 差別語っぽくなるでしょ。


追加と訂正:
コメントで指摘して頂きました。
のび太のくせに」は大山のぶ代さんの考案ではなく大山さんがアドバイスしてたてかべ和也さんが考えた表現でした。
お詫びして訂正いたします。


…大分前に読んだページだったので記憶違い確認せずに書いてしまいました。(^_^;)


で、コメントで教えていただいたページもご参考まで。


とは言え、「のび太のくせに」は「バカ」とか「アホ」とかの表現より酷い表現であると言う思いは変わりませんが。(^_^;)

*1:被差別部落」が「部落」と略されてしまった経緯に近いのかも知れなけどね。