鮨の男達

二郎は鮨の夢を見る (http://jiro-movie.com/)

予告編を観て以来、ずっと気になっていた映画。
ヒューマントラストシネマ有楽町にて鑑賞。
で、


美しくも面白い。


銀座の地下にある小さな鮨屋すきやばし次郎」の初代店主である小野二郎氏、現店主で二郎氏の長男小野禎一氏の二人を中心とした鮨に関わる人達のドキュメンタリー。
まあ、ドキュメンタリーなので、細かい事言わずに観ろ! で終わりでも良さそうな気もする…ま、いーか(苦笑)。


観ていくと判るのは85歳(当時)になっても店頭で鮨を握り続ける二郎氏は自身にも弟子達にも厳しいのだけど、なによりも楽しそうで幸せそうなところ。そして、現店主でありながら父の二郎氏を支え師事し続ける禎一氏との関係がとても興味深く、強い印象を受ける。
さらに、これは監督のテイストなんだろうけど、とにかく鮨に関わる全てが、過剰な程に美しく撮影されているところ。


あと、アメリカ人の監督が撮って、アメリカで先に公開されているらしいのだけど、どう受け取られたのかがとても気になる。好評であったという話は聞くのだけど、具体的にどういう印象を受けたのかが気になる。うむ。


ふむ。やっぱり筆が進まない(苦笑)。と言うか、そこまでで充分だから後は観ろ! で終わらせたい。
ともあれ、非常に美しくて良質なドキュメンタリー映画なので魚嫌い、鮨嫌い*1でも観て損は無いと思う。オススメ。

*1:実のところ、私も鮨は殆ど食べないのだけどね(笑)。