その男って…

外事警察 その男に騙されるな (http://gaiji-movie.jp/)

ユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。


ちゃんと外事警察だった。良かった(笑)。


このところNHKドラマの映画化と言うと、色々と(悪い意味で)問題作が多かったみたいだけど、これはちゃんとドラマのテイストを生かしつつ、ちゃんと映画版として見せる作りになってた。いや良かった。
ストーリー的にも、ドラマ後に起きた震災関連の話有り、朝鮮半島核兵器に言及していたり等と時事的な話も盛り込んで良くできている。
でも、やっぱり外事警察の見どころは「協力者」の存在なので、そこはちゃんと押さえている。なのでドラマ版を見てた人にもちゃんとテイストを守っている感じ。
さらに、映画版では凄い存在感が出色なのは田中泯。他の映画でもそうなのだけど、この人が出ると画面の緊張感が半端無い。主人公の住本を演じる渡部篤郎も完全に食われる勢い。凄い。その凄みがそのまま役の状況や立場や考え方に投影されている印象。いやまあ凄い。
本当は他にも色々と思ったことも書きたいのだけど、この映画は至るところ謎と嘘だらけなので、ちょこっと書くと漏れなくネタバレになりそう、じゃなくて、確実になるので、ちょっと書けない。うーむ。


しかしまあ、とにかく現実感が有って面白かったのだけど、疲れる映画では有る。現実感を伴う話なので、ちょっと怖い部分も有る。てか、国とか公安とかって怖いわ。(苦笑)
と言う訳なので、リアルな怖い話で疲れても構わないと言う人には、絶賛オススメ中。