ひとりごと

いまさらながら、またSPEEDIによる予測データの隠蔽について賑やかな事になってる。
というか、ある程度事象が収まってきたから当時の検証をする余裕が出てきたという事か。
しかしまあ、なんと言うか、みんなSPEEDIのデータに夢を見すぎなんじゃないかしらん?


予測値の公開は遅れた。公開されたデータも2枚だった。実際は2千枚以上の予測データが存在していた。
そこで
「正確な情報が出たら困る権力者達の陰謀だ!」
と言いたい人の気持ちも判るんだけど、正直私は
「予測値を2千枚も出されたら、どうすればいいんだろう?」
とか思ってた。
どうすればいいんでしょうね?
2千枚あったら、結果は「局所的な被害」から「日本全土が汚染されて居住不可能」まで有ってもおかしくない。正解はその中間のどこかだろうから、正確な予測は高い確率でその2千枚の中に有ると思っていい。


さて、どれを正解として行動します?
専門家がそれを観て判断する?
でも、公開する2枚のデータを選んだ人は専門家ではないの?
そもそも専門家を「御用学者」とか言って信じてない人ばっかりだよね?


私なんぞは
「それって、公開してないのと結果的には一緒なんじゃないの?」
さらに
「つまるところ、SPEEDIの予測は現在進行中で詳細が確定していない事象に対しては、下手な鉄砲を数打ちゃ当たる状態でしか稼動できないんじゃないの?」
とか思ってしまったよ。


違うかね?