女性賛歌

恋の罪 (http://www.koi-tumi.com/)

久々のテアトル新宿にて鑑賞。
で、


いやー、評判に違わず凄い映画。


2時間半弱と結構長い映画にも関わらず、まったく時間を感じさせない。最初から最後まで観る人をグイグイ引張っていく力がある映画。というか、目をそらせない緊張感が最初から最後まで続く。
そのくらい凄く面白い映画では有るのだけど、脳味噌が痺れるような感覚すらあって、正直疲れる(苦笑)。


殺人事件からのミステリー要素もあるのだけど、そこの所はちょっと消化不良な感じもする。もうちょっと謎解きをちゃんと見せて欲しい感じ。
けど、この映画の主題はそっちではなくて3人の女*1の物語だったりするんで、映画全体としては全く問題ないのかも。
うーん、この映画については色々語りたいのだけど、語るともれなくネタバレなので、ちょっと書けない。(苦笑)
けど、園子温監督によればこの映画は「女性賛歌」という事らしいし、たしかにそう言う部分も多いのだけど、その根っこに凄い「女性不信」が有るのが見て取れる。というか監督はどんだけ女性に嫌な思いをさせられてるんだろう? とも思う。そうでもないと思いつかんような描写が多い。でなきゃ園子温監督は実は女だとか。(コラコラ)


でもまあ、凄い大傑作であることには違い無いので絶賛オススメ中。
けど、こういう映画が大ヒットするような世の中はちょっとイヤかもしれんな。ま、そーゆー映画。

*1:と、もう一人?