炎上の瞬間
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- ○○の様な事が有ったんですよ〜。ひどいと思いません? (事実の報告)
- それはひどいですね。●●の仕業じゃないんでしょうか? (推測)
- 私もそう思います●●の仕業としか考えられません!! (断定。証拠は未提示)
- そんな事をするなんて●●は許せません!! (既成事実化。まだ証拠は未提示)
- ●●は謝罪すべきだ!! 否定しても無駄だ!! みんなそう言ってるぞ!! (証拠無しでの会話の証拠化)
- そんなにやってないと言うのなら、やってないことを証明しろ!! (悪魔の証明を要求)
こんな光景をこの半年くらいで沢山見た気がする。
たとえ相手が本当にやっていたとしても、この方法で追い詰めるのはフェアじゃない。というか、弊害が大きすぎる。
何故なら、この方法論を使えば無実の人(や団体)を追い込むことが出来てしまうから。
例えば、
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- 何故貴方は人殺しなんてしたんですか?
- 否定しても、みんな人殺しだって言ってますよ!!
- やってないなら、それを証明してください!!
これで人を殺していない証明が出来る人なんていない。
もちろん、警察はこういう「悪魔の証明」が不可能な事は百も承知だから、当然逮捕も起訴もできない。
でも、そうするとこう言われるのだ。
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- 殺人をしたのに警察に捕まらないなんて、裏で警察に圧力をかけているか警察の幹部と繋がっているんですね!! 卑怯者!!
で、こういう追い込み方をしている人は、自分が間違っているという意識は全く無い。むしろ自分が正義の味方で悪を糾弾しているのだという意識すらある。
恐ろしい事だな。