英国王のスピーチ (http://kingsspeech.gaga.ne.jp/)
ヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞。
えーと、まあ流石に面白いです。(苦笑)
アカデミー賞は伊達では無いなぁ。てな感じ。
でもまあ、この話の元になった演説ってのは、それこそ英国の人にとっては常識なんだろうけど、日本ではさほど知られてないよなぁ。って、日本は敵国だし。
で、この話が一応肯定的に捉えられるのって、やっぱ最終的に戦争に勝ったって結果を皆知ってるからだよな。もし負け戦だったら、こんな馬鹿な演説も無かったって話になるんじゃないかしらん?
という点が日本人の私としては、ちょっと引っかかった。
にしても、映画としての出来は普通に良い。ただ、一つだけ気になったのは、ある場面でいずれ敵となるヒットラーの演説が挿入されているのだけど、それがちょっと(かなり?)わざとらしい(苦笑)。確かに、この映画として口下手で吃音の有るヨーク公(ジョージ6世)と(内容の如何は別として)演説の天才であるヒットラーとの対比を見せる必要があるのは分かるんだけど、いくらなんでもちょっとどうかと思う形で挿入されてる。そこだけはもうちょっと自然に出来なかったかなぁ、という感じ。
ともあれ、流石に良くできてる映画だと思う。
今更私が言うこっちゃ無いけど、普通にオススメ。