毎日かあさん (http://www.kaasan-movie.jp/)
TOHOシネマズ錦糸町にて鑑賞
で、
うーん、微妙。(苦笑)
もうストーリー的にはいろいろ言うまい。去年公開の「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」とも重なる部分もあるし。
しかし何と言うか、テンポ悪い。特に序盤の子供エピソード部分。そもそも、ここは後に展開される父親「鴨ちゃん」の部分よりも「毎日かあさん」の肝になる笑いの部分だと思うんだけど、そこのテンポが悪すぎて殆ど笑えず。原作のあのノリを知ってる人であれば「うわ、こんなになっちゃったよ」と失笑するレベル。これはとても残念。
まあ、後の鴨ちゃんの部分はそれなりに巧く出来ていて救われるんだけど、それは毎日かあさんの本来のテイストと違うんだな。なのでアニメ版の様な笑いを期待するとかなり裏切られる筈。現に場内には親子連れが多かったんだけど、小さな子供が退屈になってやたらぐずってた。うん、子供にはとても退屈だと思うよ(苦笑)。
で、役者陣としては、永瀬正敏は想像以上に「鴨ちゃん」でした。特にラストに向けてやつれていくにしたがってどんどん似てきた。試写を観たサイバラの二人の子供が父親を思い出して大泣きしたというのも判る。一方の小泉今日子は最後までサイバラに見えず。(苦笑)
むしろ、前述の「酔いがさめたら…」の永作博美の方がずっとサイバラだった。ここだけキャストを入れ替えれば良かったのに。(マテ)
と言う訳なんで、鴨ちゃん視点の「酔いがさめたら…」との対比として観たい私みたいな人限定でオススメ(苦笑)。
やっぱ、サイバラ作品は漫画で読むべきだよな。(ぼそっ)
