洋菓子店コアンドル (http://www.coin-de-rue-movie.com/)
シネリーブル池袋にて鑑賞。
さほど期待してなかった割には良かった。
いや、話としては結構ベタなのだけど、細かい演出と蒼井優、江口のりこ等の熱演で結構リアルで良い感じの映画に仕上がってる。
この映画では蒼井優は直情的でエキセントリックな感じの役なんだけど、この位の演技なら楽勝な感じ*1。色んな表情をダイレクトに表現してて、かなり楽しそう。むしろ江口のりこの「微妙に感じ悪いけど実は結構ツンデレ」って感じの複雑な演技が良かった。
それと、物語終盤でパティシエという人種がメインの料理をどう考えているかを示すセリフが有るのだけど、それがその人達の考えを的確に表現している感じで良かった。まあメインの料理のシェフは全く逆の事を考えているんだろうけど。
ともあれ、全体としては妙なミラクルを作らずにちゃんと良い話として仕上げていて好感が持てる出来だった。良かった。
と言う訳で、割とリアルな良い話が好きな人、蒼井優の多彩な表情を見たい人、何よりケーキが好きな人にはオススメ。
で、観賞後にはちょっと良いケーキを。
*1:でも実際にこういう女性が居たら、かなり面倒くさい人だな(苦笑)。