僕が僕であるために♪

カラフル (http://colorful-movie.jp/)

池袋テアトルダイヤにて鑑賞。
ストーリーその他は公式サイトを参照の事。
で、
ええ話や。(笑)
まあ、「ええ話」なので多少説教臭い感じは否めない。が、最近「良くできた話」と「いい話」に弱くなってる私にとってはウェルカムな映画。
正直なところ、この映画のメインターゲット(だと思う)中学生にとって「いい話」かどうかは微妙な感は有る。そのくらいの少年少女はこの映画に感動出来る程素直じゃないと思うんだな。だから、この映画が賛否両論なのは頷ける話。
メイキング特番のタイトルだった「かつて中学生だったあなたへ」ってのはコピーとしては大当たり。こっちの方を映画のサブタイトルに持ってきても良いとまで思う。
ストーリーは(私にとっては)良かったのだけど、アニメーションとしての動画の品質はあまり感心しないレベル。人が走る動きがガクガクしてたり、実写をスキャンしてアニメ風に加工したような背景は「リアル」というよりは「作画削減の為の手抜き」に見えかねない。
そうそう、声優陣はかなり良かった。メインの配役に専業の声優さんが殆どいないけど、それを全く感じさせない。というか、妙な声優臭さが無くて、むしろ好ましい。
特に宮崎あおいさん、麻生久美子さんの二人がとても良かった。宮崎さんは声優の経験もあるので予想できる巧さだったのだけど、声優初挑戦の麻生さんが出色の巧さ。しかも、事前に何の情報も得てなかったので、エンドロールまで麻生さんだと全く気付かなかった。凄い。ちなみに、麻生さんは声だけで演技すると島本須美さんにとても似ている事を発見。


そんなこんなで、かつて中学生だった人にオススメ。
現役中学生は…この映画で感動できるようであれば、この映画的な教訓は必要ないかもな(笑)。

で、

池袋テアトルダイヤ (http://www.ttcg.jp/theatre_dia/)

改装工事後に初めて行ってみたのた。
決して広くは無かった館内をどうやって2スクリーンにするのだろうと思ったら、なんの事は無い、真ん中から真っ二つにして前後に長い2室に分けたんだな。
まあ、単純と言えば単純。
以前からお世辞にも混雑するような映画館ではなかったので、1つの映画の観客を増やすより、上映作品を2つにして両方の客を呼ぶというのは経営的には正解なんだろう。
個人的にもミニシアター感が増して良い感じである。(私はミニシアター好き)