ちょんまげぷりん (http://www.c-purin.jp/)
シネ・リーブル池袋にて鑑賞。
公開前は殆ど期待していなかったのだけど、一部で好評らしかったので、ちと観てきた。
…なるほど、巧い。
ある種、タイムスリップ物の王道のストーリーなのだけど、そこに洋菓子を作る事の魅力に取り憑かれてしまう侍という要素を加えて、ちょっと違う味付けにした感じ。結構面白い。
1ヶ所だけ腑に落ちない部分があったのだけど、そこ以外は巧くまとめてあって、夏休みの娯楽映画としては結構良い感じ。
しかし、中村義洋監督ってのは、こういう普通の娯楽映画もちゃんと巧く録るオールラウンダーなんだなぁ。
あと、ヒロイン(?)のともさかりえさんの、あるシーンでの演技はちょっと凄い。それまで侍らしく演じていた錦戸亮君が結構上手く見えていたのだけど、そのシーンでは完全にともさかさんが圧倒している感じ。凄い。この人こんなに上手かったっけ? と失礼な事を思ってしまった。
一つだけ難点を言うと、登場する洋菓子が全般的に余り美味しそうに撮影できていない感じがするのがちと残念。フードコーディネーターに飯島奈美さんでも使ったらもっと美味そうに撮れたんじゃないかしらん? (勝手な事を言ってます)
ともあれ、夏休みらしい娯楽映画としては、そこそこオススメ。
