玩具の行く末

トイストーリー3 (http://www.disney.co.jp/toystory/)

ユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。
もう何と言うか、ピクサーはそつが無い(苦笑)。
当たり前に盛り上がって、当たり前にキャラクターが魅力的に描かれて、当たり前に泣かせ所が有って、という感じで、まったくそつが無い。
技術的には前から凄かったけども、もうストーリーテリングでも本家のディズニーを超えてる感が有る。
なので、もう褒めたりなんだりというのは、いいや(笑)。


この話では、玩具と子供の関係がどう終っていくかの物語が根底に流れているんだけれども、その終らせ方が秀逸。ではあるのだけど、観てる最中から「これってやっぱり日本では通じない感じがするよな〜」とか思ってしまった。
日本の子供は、ここまで玩具に個別のパーソナリティを与えたりしないんじゃないかな? 少なくとも男の子は。*1
私個人が子供の頃からずーっと持ってた玩具というのは……あれ、無いや(笑)。
まあ、子供の頃から多分にメカフェチ(?)のケがあったのか、玩具と言えば、ロボットやら自動車やら戦闘機やら戦闘ヘリやらのかなり「リアル」なプラモデルばかりだったので、玩具に性格付けやらストーリーやらを与える事が殆ど無かった*2。それらは玩具であるけど、あくまでも「道具」であり「乗り物」としての玩具であって、何の人格も持ってないという設定だった。なので、それが意志を持って冒険するという姿は、フィクションであってもちょっと想像の範囲外。
余談だけど、ロボットアニメ等のストーリーでも、特定のメカに思い入れたっぷりの話より、メカやロボットを乗り換え可能な道具として見ているモノの方が好みだった。*3
この映画の中の玩具の所有者であるところのアンディとの、この違いはなんなんだろうね? 文化の違いという奴かな? それとも私だけ?


ちなみに結論は無い(笑)。


ともあれ、今更私が言う事もないけど、これはピクサーピクサーらしい良くできた映画なので、普通にオススメ。


*1:まあ、女性の場合はぬいぐるみとお話する小説家の人もおられることですし(苦笑)。

*2:性格ではなくて、性能的な設定を付ける事はあったな(笑)。

*3:具体的に言うと「装甲騎兵ボトムズ」が一番それっぽい。