歌え

ソラニン (http://solanin-movie.jp/)

ユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。
いろいろと嫌な予感はしていたのだけど(?)、思っていたよりも面白くて良かった。
まあ、展開やら悩み方やらが少々「子供っぽい青春」な感じもしないでもないが、それはまあこの年代だったらしょうがないかなぁというレベルで、とやかく言うほどでも無し。
で、問題の宮崎あおいさんの歌ですが、言われているほど酷くはありませんでした(笑),
というのも、役柄的に素人の女の子が歌ってギターを弾くと言う話なんで、多少下手でも問題ない。どころか役柄的に天才的に巧くちゃいかんので全く問題無し。
むしろ、その演奏&歌唱の中に回想シーンを挿入する辺りに、演出側の「逃げ」を感じてしまった。そこは最初から最後までちゃんと見せなきゃ駄目だと思うんだがなぁ。
で、宮崎あおいさんの演技はとても安定していて良いのだけど…、こう何というか見る人を驚かせるような部分が殆ど無くなってしまって悲しい。いや、まあ大女優であればそれでOKなんだろうけど、まだ若いんだからもうちょっと色んな演技を見せて欲しい。この作品の演技は 2006年の「初恋」の頃から殆ど変わってないような感じがするんだな。*1
…って、なんかオヤジの愚痴っぽくなってしまった(笑)。


ともあれ、ミュージシャンを夢見る少年少女にはオススメ。
それ以外の人には、そこそこオススメ。


*1:「初恋」を見た時は結構驚かせてもらったのですよ。